2009年04月13日
スーツケース修理
イエローナイフ旅行記の番外編にも書いた壊されたスーツケースですが
色々と下準備に時間がかかり仕事の関係で時間も合わず作業が進んでいませんでした
やっと修理に取り掛かる事が出来たのですが最後までは出来なかったので途中経過です
まず現在の状況から
スーツケースの破損箇所はトップコーナーの左右２ヶ所の亀裂とキャスターのホイール割れ１ヶ所
亀裂の補修は時間がかかる為、とりあえず準備の出来た車輪交換を行います
片側のみ車輪が無残に欠けています
内装を外しキャスター取り付け部を見てみると３ヶ所のリベット留めの内２ヶ所がすでに外れていてグラグラ状態
残り１ヶ所も軽く引っ張るとすぐに取れてしまいました
キャスター部を外しバラしてみました
２輪タイプのスーツケースなので車輪が６５ｍｍと大きく、タイヤ巾は１．９ｍｍ（ボス巾２．１ｍｍ）とかなり特殊
これは市販されているキャスター系では適応サイズが無く厳しい感じです
ただ流石と思ったのは１５年以上前の物なのに熱ダレで溶けている様子も無く綺麗な状態だった事
エミネントは設計が日本だったと思うので結構ちゃんとしていますね
作りの悪い安い物だと摩擦で溶ける事が良くあります
エミネントの発売元である協和に画像を送り探してもらいました
現在のスーツケースは作りが違うらしく古いタイプの部品は在庫が無いとの連絡がありました
各キャスターメーカーに問い合わせてみましたが特殊巾の為に結果は全滅
最後の頼みでスーツケースメーカーと部品メーカー各社に問い合わせ！
スーツケースメーカー数社から連絡が着ましたがやはり適合サイズは無いとの事で他社の結果待ち
そんな時に１通のメールが部品メーカーから届きました！
もう少し詳しい形状を知りたいと某旅行会社物でも採用されている有名なメーカーから
色々親身になって聞いてくれて何とか合いそうな車輪を提示して頂きました
そして譲って頂くにあたり価格を聞いた所、何も連絡が無かったのですが数日後にポストを見てみると封筒が！？
中を確認すると２個の車輪が届いていました
その後も特に何も連絡は無く、なぜか無料で提供して頂けたみたいです カッコよすぎ！！
そして肝心の届いた車輪がこちら
社名が入っていて迷惑かけるといけないので消しています
かなりしっかりとした作りの車輪でした
ボス巾が２０ｍｍと今まで付いていた物より０．１ｍｍ小さいだけなのでほぼピッタリサイズ
タイヤ巾は２ｍｍほど細くなりますが並べてみると殆ど変わらない感じです
材料も揃ったのでいよいよ交換に突入
交換用の車輪には６ｍｍの軸穴が開いているだけなので穴を１２ｍｍまで広げます
ドリルで広げていきますが相手は強化プラスチックなのでビットもプラスチック用で対応
鉄工用でも問題無いように思いますが仕上がりがあまり良くないので専用ビットが一番綺麗です
耐久度を上げる為にリーマーなどで若干角を取っておきます
軸が綺麗にセンターで回転するようにボール盤やドリルスタンドを使った方が無難かも知れません
穴が開いたら組み込み開始
回転した時に摩擦熱が起きやすいのでグリスをたっぷりと乗せます
回転系なのでプーリーウエイトなどに使われるモリブデングリスにしてみました
元々軸とカラーの組み合わせなので熱対策はされていますが困る事は無いので溢れるほど
車輪の準備が出来たら次はキャスターの取り付けです
このタイプのスーツケースではネジなどを使用して無く、殆どの場所はリベット止めになっています
母材と部材までの長さが１０ｍｍ以上あるので市販のリベットではあまり見かけないサイズ
たまたま丁度良さそうな長さの物があったのでリベッタでカシメてみました
それでもまだ短いらしく頭が埋まってしまいましたが何とか車輪カバーは付きました
あとは車輪に軸を通しスナップリングで固定して片側は完了
同じようにもう片側を交換し内装をボンドで戻して取り付け終了です
そして交換後の状態がこちら
サイズも変わらなく立たせても今までと同じ状態になりました
車輪も新品になったのでまだまだ活躍出来そうです
また時間がある時にでも亀裂修理をしたいと思います
その前に旅行で使って壊れてくれれば今度は新しい物に交換させた方が特かも！！
色々と下準備に時間がかかり仕事の関係で時間も合わず作業が進んでいませんでした
やっと修理に取り掛かる事が出来たのですが最後までは出来なかったので途中経過です
まず現在の状況から
スーツケースの破損箇所はトップコーナーの左右２ヶ所の亀裂とキャスターのホイール割れ１ヶ所
亀裂の補修は時間がかかる為、とりあえず準備の出来た車輪交換を行います
片側のみ車輪が無残に欠けています
内装を外しキャスター取り付け部を見てみると３ヶ所のリベット留めの内２ヶ所がすでに外れていてグラグラ状態
残り１ヶ所も軽く引っ張るとすぐに取れてしまいました
キャスター部を外しバラしてみました
２輪タイプのスーツケースなので車輪が６５ｍｍと大きく、タイヤ巾は１．９ｍｍ（ボス巾２．１ｍｍ）とかなり特殊
これは市販されているキャスター系では適応サイズが無く厳しい感じです
ただ流石と思ったのは１５年以上前の物なのに熱ダレで溶けている様子も無く綺麗な状態だった事
エミネントは設計が日本だったと思うので結構ちゃんとしていますね
作りの悪い安い物だと摩擦で溶ける事が良くあります
エミネントの発売元である協和に画像を送り探してもらいました
現在のスーツケースは作りが違うらしく古いタイプの部品は在庫が無いとの連絡がありました
各キャスターメーカーに問い合わせてみましたが特殊巾の為に結果は全滅
最後の頼みでスーツケースメーカーと部品メーカー各社に問い合わせ！
スーツケースメーカー数社から連絡が着ましたがやはり適合サイズは無いとの事で他社の結果待ち
そんな時に１通のメールが部品メーカーから届きました！
もう少し詳しい形状を知りたいと某旅行会社物でも採用されている有名なメーカーから
色々親身になって聞いてくれて何とか合いそうな車輪を提示して頂きました
そして譲って頂くにあたり価格を聞いた所、何も連絡が無かったのですが数日後にポストを見てみると封筒が！？
中を確認すると２個の車輪が届いていました
その後も特に何も連絡は無く、なぜか無料で提供して頂けたみたいです カッコよすぎ！！
そして肝心の届いた車輪がこちら
社名が入っていて迷惑かけるといけないので消しています
かなりしっかりとした作りの車輪でした
ボス巾が２０ｍｍと今まで付いていた物より０．１ｍｍ小さいだけなのでほぼピッタリサイズ
タイヤ巾は２ｍｍほど細くなりますが並べてみると殆ど変わらない感じです
材料も揃ったのでいよいよ交換に突入
交換用の車輪には６ｍｍの軸穴が開いているだけなので穴を１２ｍｍまで広げます
ドリルで広げていきますが相手は強化プラスチックなのでビットもプラスチック用で対応
鉄工用でも問題無いように思いますが仕上がりがあまり良くないので専用ビットが一番綺麗です
耐久度を上げる為にリーマーなどで若干角を取っておきます
軸が綺麗にセンターで回転するようにボール盤やドリルスタンドを使った方が無難かも知れません
穴が開いたら組み込み開始
回転した時に摩擦熱が起きやすいのでグリスをたっぷりと乗せます
回転系なのでプーリーウエイトなどに使われるモリブデングリスにしてみました
元々軸とカラーの組み合わせなので熱対策はされていますが困る事は無いので溢れるほど
車輪の準備が出来たら次はキャスターの取り付けです
このタイプのスーツケースではネジなどを使用して無く、殆どの場所はリベット止めになっています
母材と部材までの長さが１０ｍｍ以上あるので市販のリベットではあまり見かけないサイズ
たまたま丁度良さそうな長さの物があったのでリベッタでカシメてみました
それでもまだ短いらしく頭が埋まってしまいましたが何とか車輪カバーは付きました
あとは車輪に軸を通しスナップリングで固定して片側は完了
同じようにもう片側を交換し内装をボンドで戻して取り付け終了です
そして交換後の状態がこちら
サイズも変わらなく立たせても今までと同じ状態になりました
車輪も新品になったのでまだまだ活躍出来そうです
また時間がある時にでも亀裂修理をしたいと思います
その前に旅行で使って壊れてくれれば今度は新しい物に交換させた方が特かも！！
